久しぶりの更新になりました

2月中旬、転勤を言い渡された。
実は前々から薄々は感じていた。
鬱のためか薬の副作用のためか、何事にも意欲がわかず、仕事のパフォーマンスの全盛期の4割程度が精いっぱいだった。

3年前、私は今の地に来たときには、同世代の出世頭として自慢じゃないが三顧の礼でこの地に迎えられた。
私も今の地にずっと来たい思いで、転勤願いを入社以来ずっと出していた土地。
「つばめくん、若くしてリーダーを務めている君にはお客様もすごく期待しているんだよ」
と部長に言われた。
私も期待に応える自信はあった。
私の住みたかった土地で、文字通りさらなるキャリアアップを図れる。
3年前は夢と希望にあふれこの土地にやってきた。

ところが・・私はこの地の職場にうまくなじむことができなかった。
原因はいろいろとあげられるが、結局のところ私の実力不足だったのだ。
張り子のリーダー。

私はこの地に来て3年だが、半年でこの職場に馴染めなくなり、1年で鬱になった。
その後2年は鬱と闘いながら、全盛期の自分の幻影を追いかけながら、無念の日々を過ごした。

結局、会社は3年たって、私をこの地から外す決断をした。
会社は私を古巣に戻す決断をしたのだ。
今度は、古巣でお世話になった部長が三顧の礼で私を迎えにきた。
その部長は、全盛期の私のパフォーマンスしかしらないのだ。
私と私の家族にとって、仕事以外にはなにもなかった不毛の土地。
閉鎖的な土地柄で、私たちよそ者は受け入れられなかった土地。

妻は泣いた。
私も今の地で通用しなかった無念の思いと妻の苦しむ姿を目の当たりにしながら、どうにもできなかった
転勤を固辞し会社を辞めるか、転勤に応じるか。
この不景気、子どもたちもまだまだ手がかかる。会社を辞めるのはリスクが高すぎた。
結局転勤に応じるしかなかった。

しかしそれでも気持の整理には時間がかかった。
3年前やっと夢がかなったと思ったら、また古巣に戻される。
今の地での私の評価は最低で、私は二度と今のセクションには戻れまい。
こんど今の地に住むとすれば転職しか可能性はない。

結局、単身で古巣に戻ることにした。
家族が今の地にしっかり馴染んでいるし、会社への意思表明の意味もある。
妻は鬱を抱えた私が単身赴任することを心配している。
私も不安だ。
全盛期のパフォーマンスを出せるか。
こんど古巣でも期待にこたえられなければもう行くところはない。

結局、転勤、単身赴任などなど、サラリーマンの宿命であり、私が重く受け止め過ぎているだけだろう。
しかし、この地で成果をあげしっかりと根を張れなかったことが無念の極みだ。
今仕事中にいつの間にか「無念」と口走っていることがある。

私のこの選択が、いつかよかったと思えますように。
長い愚痴をすみませんでした。
2010-03-06 18:54:47(Sat)
 

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読んでいて・・・ 

心が苦しくなりました。
つばめとそらさまはきっと私の感じた苦しみの何倍も
この記事を書くまでに感じたのでしょう。

100%のパフォーマンスを出せない「無念」・・・
私も日々感じます。

3年前の自分なら、もっとできたのに。

私も、そんな自分を受け入れようとしながら、
今なおもがいています。

どうか、単身でもこれ以上お身体を壊されません
ように。
2010-03-06 20:04 | kano | URL   [ 編集 ]

涙が出ます 

そうだったんですか...
辛いです。読んでいて涙が出ました。
単身を選択した事。自分でもそうすると思います。でも、ひとりは寂しいですよね。
家族の事を想っての事痛いほど分ります。
体の事も心配です。
もう決定なのですか?
2010-03-06 22:11 | L | URL   [ 編集 ]

No Title 

お久しぶりです。
転職という大きな決断を先延ばしにしたのは、件名だったと思います。うつと戦っている最中、大きな決断をするのは、とても危険です。古巣に戻ることが、「負ける」ことだとは限りません。何か、得られるものがあることを祈っています。
2010-03-06 22:40 | itchi | URL   [ 編集 ]

No Title 

こんにちは。

そういうことがあったんですね。
状況は違いますが、僕も夢と希望を持って、学校卒業後、東京のとある大手企業に開発職で就職しました。
でもそこで元々持っていたうつが悪化して辞めざるを得なくなり、今は故郷の田舎の小さなソフトウェア会社で働いています。

以前のパフォーマンスを出せない苦しさは、僕もいやというほど感じています。
ただ、以前どこかで目にした「大事なのは、どこで生きるかじゃなくて、今をどう生きるかだ」っていう言葉を自分の励みにしているところもあります。

ただ私事ですが、(まだ不確定ではあるんですが)未練があった東京への転勤話が持ち上がっています。
何がどう転ぶのかわからないというのと、確かなのは今を懸命に生きるということだけなのかなっていうふうに感じています。

ベストではなくても、古巣の場所で、ベターな生活ができることを祈ってます。
2010-03-07 14:50 | whice | URL   [ 編集 ]

Re: kanoさん 

> 心が苦しくなりました。
> つばめとそらさまはきっと私の感じた苦しみの何倍も
> この記事を書くまでに感じたのでしょう。
>
せっかく遊びに来てくださったのに、苦しい思いをさせてごめんなさい。
いつか笑ってあんな時もあったねーって言える日になることを祈るばかりです。

> 100%のパフォーマンスを出せない「無念」・・・
> 私も日々感じます。
>
> 3年前の自分なら、もっとできたのに。
>
> 私も、そんな自分を受け入れようとしながら、
> 今なおもがいています。
>
kanoさんも苦しい思いをされているのですね。
どうしても全盛期の自分と比べてしまう。
カウンセラーや妻も、今が大事とは言うんですが、自分の心ですらコントロールすることが難しいです。

> どうか、単身でもこれ以上お身体を壊されません
> ように。

ご心配をありがとうございます。
私は今の地ではうだつが上がりませんでしたが、幸い古巣というまだ戻れる場所があります。
ある意味幸せな事かもしれません。
またやり直しです。
2010-03-07 21:04 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

Re: Lさん 

> そうだったんですか...
> 辛いです。読んでいて涙が出ました。

つらい思いを共有させてしまったようで、申し訳ありません。
でも、Lさんはひとのために涙を流せるなんて、とても心がきれいな人なのですね。
私にはその涙がもったいなくもあり、心が洗われるようです。

> 単身を選択した事。自分でもそうすると思います。でも、ひとりは寂しいですよね。
> 家族の事を想っての事痛いほど分ります。
> 体の事も心配です。
> もう決定なのですか?

もう決定です。
一人は淋しいのは確かですが、私は長い遠距離恋愛の末に結婚しました。
その当時と比べれば、Skypeもあるしなんとかなると思っています。
私の鬱は、今回の職場にうまくなじめなかったことが原因であり、古巣に戻ればよくなるだろうという思いもあります。
Lさんもご自分の問題もいろいろと抱えながらも、私のようなもののために涙を流してくださる人柄に素直に尊敬します。
2010-03-07 21:11 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

Re: itchiさん 

> お久しぶりです。
> 転職という大きな決断を先延ばしにしたのは、件名だったと思います。うつと戦っている最中、大きな決断をするのは、とても危険です。古巣に戻ることが、「負ける」ことだとは限りません。何か、得られるものがあることを祈っています。

今回の職場で通用しなかったことは、大きな敗北感となって、私の心を占領しています。
古巣はまだ私に期待をしてくれているのですから、古巣に戻ることがitchさんがおっしゃるように「負ける」ことではないのかもしれません。
妻などはそういいますが、理性でそう思っても、気持の整理にはまだ時間がかかりそう・・というより古巣で成果をあげて初めて敗北感が払拭されるのかなとも思っています。
2010-03-07 21:14 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

その選択がいつかきっと報われますように 

つばめとそらさん、こんばんは。

つらい選択をせまられていると書かれてから更新がなくてどうしたのかな、と思っていたらそんなことになっていたのですね。
最初に読んだ時はうまくことばにならなくて拍手だけして帰ってしまいました。

以前に書かれていたように、古巣ではいい環境でいい仕事をされていたのだと思います。
今の職場でうまくいかなくても、環境がいいのならば、100%でなかったとしても、つばめとそらさんを受け入れてくれる場所で、今の力が発揮できるのかもしれません。
少なくとも必要とされていらっしゃるのですから。

家族と離れられるのが心配です。
私も(未婚ですが)家族と離れて暮らしていますが、距離ができた分、思いやる余裕もうまれました。
たまにしか会えなければそれで、たまの時間がより貴重なものになると思います。

今回の決断が、さきざきに花をつけますように静かに強く祈ります。
2010-03-07 21:21 | すれちな | URL   [ 編集 ]

Re: whiceさん 

whiceさんもいろいろあったんですね。
しかし、
> ただ、以前どこかで目にした「大事なのは、どこで生きるかじゃなくて、今をどう生きるかだ」
という言葉を胸に秘めて生きる糧としていたんですね。
私は全盛期の過去やまだ来ぬ(悪い)未来ばかりに目が言って「今を生き」ていないのかもしれない。

whiceさんの信念として「今を懸命に生きる」ことによって、東京への転勤(願いがかなって?)のチャンス?が到来してきているのですね。
そう、結局、「いまを生きる」しかないんだ。

確かに、古巣に戻ることはベストな選択ではありません。
人生(というのはおこがましいですが)は、ベストな選択なんてほぼ稀にしかなくて、何かを得るために何かを捨てる、ベターな選択肢として自分の価値観をいつも試されているんだなと今回何度も思いました。
実際妻にも人生ベストな選択はなくてベターな選択の積み重ねなんだと、言いながら自分を納得させてたところもあります。
自分の価値観(信念?)を信じ、「いまをいきる」ことの積み重ねが結果的にはチャンスをつかむことになる。
whiceさん貴重な示唆をありがとうございました。
2010-03-07 21:31 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

Re: すれちなさん 

コメントをありがとうございます。

私の医師も言ってくれました。必要としてくれる場所がまだあるじゃないかと。
この日記が停滞している間、いろいろな人に相談しました。
結局は、今家族を連れていけば私も妻も共倒れになる。家族の中で妻か夫かどちらかが元気な状態であれば、元気がないほうを引っ張りあげられると。
だから、私が単身赴任しまず自信を取り戻し、そして家族を思いやることができると。

確かに家族と離れるのは不安ではありますが、すれちなさんがおっしゃるように、距離がある分だけ、相手を思いやることができるかもしれません。
単身赴任は、家族みんなが笑って過ごせる日々を手に入れるために、何度も話し合った結果です。

whiceさんからコメントいただいたように、私は与えられた環境で「今を生きる」決意です。
そうすれば結果はついてくると信じます。

私なんかのために未来のことを祈ってくださるなんてありがたいことです。
お互いに、いつか笑って過ごせるようになればいいなと今は切に願います。
2010-03-07 21:47 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

言葉がありません 

前回の記事で何があったかと心配していましたが、
そのようなことがあったんですね。大きな決断ですね。
読みながらとても胸が痛かったです。
とても人事とは思えず、自分のことのように感じてしまいました。

私も単身赴任の経験があるのですが、
苦しい状況の中、奥様やお子様を最優先されたのでしょうね。
家族を持つものとして、そのお気持ち十分すぎる程分かります。

古巣の部長さんは病気のことを知っているのでしょうか?
上司が病気に対し、理解があるとだいぶ違いますよね。

私も未だに過去の自分と比べてしまいます。
仕方ないことではないでしょうか。
私は今のパフォーマンスが出せない自分は、
病気が治ればいつか自然に戻ると信じています。
それは何年掛かるか分かりませんが、そう信じるしかないと。

いつかこの選択が間違いじゃなかったと
家族皆笑顔で話せる日が来るとよいですね。
新天地で無事過ごされますようお祈り致します。
2010-03-08 11:17 | コイチ | URL   [ 編集 ]

Re: コイチさん 

コイチさん、コメントをありがとうございます。
胸の痛めさせるような日記をアップしてごめんなさい。

> 私も単身赴任の経験があるのですが、
> 苦しい状況の中、奥様やお子様を最優先されたのでしょうね。
> 家族を持つものとして、そのお気持ち十分すぎる程分かります。
>
ありがとうございます。
最優先・・・そうですね・・
何を優先するか、結局は選択する人の信念であり価値観です。
とはいえ、私は正直単身赴任という選択で何を優先したのか、われながらよくわかっていません。
自分のキャリアかもしれない。
家族の幸せかもしれない・・

> 古巣の部長さんは病気のことを知っているのでしょうか?
> 上司が病気に対し、理解があるとだいぶ違いますよね。
>
恐らく知らないでしょう。
私も会社には知らせていませんし・・
上司にうつを理解してもらうという勇気が私にはたらないのかもしれません。

> 私も未だに過去の自分と比べてしまいます。
> 仕方ないことではないでしょうか。
> 私は今のパフォーマンスが出せない自分は、
> 病気が治ればいつか自然に戻ると信じています。
> それは何年掛かるか分かりませんが、そう信じるしかないと。
>

多くの人がかつての自分と比べてしまうのですね。
かつてできていたことができなくなってしまう、鬱というのは恐ろしい病気です。
せっかくのエールに前向きなレスで応えたいのですが、なかなか気持の整理がつかなくて・・
ごめんなさい。

> いつかこの選択が間違いじゃなかったと
> 家族皆笑顔で話せる日が来るとよいですね。
> 新天地で無事過ごされますようお祈り致します。

ご祈念をありがとうございます。
万事塞翁が馬とも言いますし、この先どう転ぶかわかりません。
ならば、今を精いっぱい過ごすしかないなと。
ありがたいエールをありがとうございます。
なかなか素直な前向きなレスを書くことがまだ難しい精神状態ですが、敗北主義に囚われずに、いつか明るい日記をかけるといいなと思います。
コメントをありがとうございました。
2010-03-08 22:17 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

プロフィール

つばめとそら

Author:つばめとそら
うつ状態のときもあるさ
日々の気持ちをつづっていきます。
(o^-')b

【私の治療歴】
■投薬治療
 2008年6月~2013年5月
 
■心理療法
 来談者中心療法によるカウンセリング
 認知療法
 マインドフルネス
 森田療法

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