ちびまるこちゃん

今日は強烈なサザエさん症候群と戦いながらも、なんとなくサザエさんの前番組のちびまるこちゃんをみてました。
まるちゃんは、算数のテストで45点でお母さんに叱られ、お母さんには「もうあなたには期待しない」と突き放されてしまったのでした。
まるちゃんはそれでショックを受けて、まるちゃんなりに一生懸命勉強して、次の算数のテストでは60点をとりました。
まるちゃんは、前回のテストより15点もアップしたので、きっとお母さんにほめられるに違いないと、喜び勇んでお母さんに60点の答案を見せました。
ところが、お母さんの反応は冷たいものでした。100点のうちたったの60点・・
まるちゃんは一生懸命がんばったのに、お母さんは全くそれを認めてくれませんでした。
ひどく落ち込むまるちゃん。
でもまるちゃんの周りには、いいお友達や近所の大人たちがいました。
がっかりして川辺にへたり込み、水面をあてもなく見つめるまるちゃん。
そんなまるちゃんを川の掃除をしていたおじさんが、そっと言います。
「川を掃除していると、川が笑顔になる気がするんだ」
そして川の水面に美しい夕暮れが映ります。
町の街路樹の世話をしているおじさんは、木の世話をすると木が喜ぶんだと言います。
近所の大人たちは、まるちゃんに何があったかは知る由はありませんし、それを問いただすこともしませんでしたが、川辺でそっとまるちゃんに寄り添いました。
そんな話を聞いているうちになんとなくもやもやしたものが吹っ切るれるまるちゃん。
そのころ、お母さんはまるちゃんのこれまでのテストを何気に見ていると、前回の45点だったテストが60点になっていることに気付きます。
そして、みるみるまるちゃんをどれだけ傷つけたかに気付くのでした。

夕暮れ近所のおじさんたちに送ってもらい家路につくまるちゃんと、迎えに来たお母さんがばったり出くわします。お母さんはおじさんたちに丁寧にお礼を言い、複雑な表情を浮かべたまるちゃんに「ごめんね」といいます。
そこで、お母さんとまるちゃんのわだかまりは一気に解けるのでした。
さくらももこさんの幼少期の思い出が投影されているのでしょうか。

私は子供たちに画一的なものさしを押し付けてはこなかっただろうか。
私は自分には優しくというくせに、子供たちには必ずしも結果の出ない頑張りも認めてきてあげただろうか。
いや、自分に対しても結果の出ない頑張りを認めてきただろうか。
ややもすると他人に対しても自分に対しても即効的な成果ばかり重視しがちな雰囲気の中で、即効的な成果が出ずとも将来につながるプロセスを大切にすることが、心をどんなにいたわることだろう。

行き過ぎた成果主義や結果責任主義なんて言葉を出すと、私ごときが問題を大きくしすぎのような気もしますが、もっとおおらかに生きられないのだろうか。
欲望と競争を本質とするある種の資本主義では成果に直結する生産性ばかりが重視され、マスコミは勝ち組負け組みと単純明快に色分けをします。
昭和の時代が良かったなんて懐古主義に浸るつもりは毛頭ありませんが、今はまるちゃんの世界にいるような近所のおじさんがいるだろうか。むしろ、怪しいおじさんが来たら逃げなさいとすら言わないといけない。

個人的な思いを社会問題にするとは随分思い上がった行為ですが、もっと真の意味で個人を大事にできればいいななんてちびまるこちゃんを見ながら思いました。
2010-11-28 23:42:57(Sun)
 

コメントの投稿

非公開コメント

 

つばめとそらさん、こんばんは。

遅ればせながらのコメントですが…。
すごく共感しながらよませてもらいました。
ちびまるこちゃんってなかなか深いのですね。。
確かに最近、子どもと親以外にそうした別の大人が存在する余地ってないですよね。子どもにとっては、学校と家(とたぶん今はネット)だけが世界で、そこに別の価値観が介入する余地がないんだろうなぁと思います。
母親とも話したことがあるのですが、人を信じる子どもに育ってほしいのに、「知らないおじさんがきたら逃げなさい」と言わないといけないだなんて矛盾してますよね。。
こどもを育てるのがとても大変な時代だなぁと思うのです。

そんな風にご自分とこどもさんとの関係をかえりみられるなんていいお父さんだなぁと思いますよ!

仕事でも業務報告書とかで、毎日数字に換算されるようで、数字に換算されない部分の仕事ってかえりみられないのですよね。
もちろん会社としては結果がでねばお給料もかせげないわけですが、それだけだと何か大事な部分を失ってしまいそうな気がしてならないのです。
2010-12-06 22:52 | すれちな | URL   [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

すれちなさん、すっかり返事が遅くなってすみません。。

> 確かに最近、子どもと親以外にそうした別の大人が存在する余地ってないですよね。子どもにとっては、学校と家(とたぶん今はネット)だけが世界で、そこに別の価値観が介入する余地がないんだろうなぁと思います。

う~ん。確かにその通りですね。
学校の先生ですら、今は子供や親にとって権威のある存在ではなくなりましたし。
親子だけに閉じた世界が自分たちの全てであり、そのほうがある意味楽に生きられる。
それだけに親子関係に行き詰ると、親も子供も行き詰ってしまいます。
なんか、親である私がいうのも変ですが、今の子供たちは、私自身が子供だったころに比べていろいろ大変だと思います。それがいいことか悪いことかは一概に言えませんが。


> そんな風にご自分とこどもさんとの関係をかえりみられるなんていいお父さんだなぁと思いますよ!

ありがとうございます。
その言葉は素直にもらっておきます。

> 仕事でも業務報告書とかで、毎日数字に換算されるようで、数字に換算されない部分の仕事ってかえりみられないのですよね。
> もちろん会社としては結果がでねばお給料もかせげないわけですが、それだけだと何か大事な部分を失ってしまいそうな気がしてならないのです。

仕事の進め方もマニュアル化が進み、アメリカの模倣でコンプライアンスやら成果主義やらが進み、なんだか性悪説に立った仕事の仕方ばかりが目立つようになり、なんか雰囲気がよくないですね。
会社が利益を追求するのは当然ですが、たぶん社員が会社に求める報酬は決して金銭だけではありません。きれいごとにすぎるかもしれませんが、働き甲斐も金銭に匹敵する報酬だと思います。
今は拝金主義にすぎるような気がしています。
2010-12-09 23:29 | つばめとそら | URL   [ 編集 ]

プロフィール

つばめとそら

Author:つばめとそら
うつ状態のときもあるさ
日々の気持ちをつづっていきます。
(o^-')b

【私の治療歴】
■投薬治療
 2008年6月~2013年5月
 
■心理療法
 来談者中心療法によるカウンセリング
 認知療法
 マインドフルネス
 森田療法

最新トラックバック
お客さま
アクセスカウンター
from 2008/12/23
あし@
検索フォーム
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ランキングに参加しています

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村 メンタルヘルスブログ うつ病(鬱病)へ
励みになりますのでぽちっとお願いします
QRコード
QRコード